結論、年収1000万円でも、子ども4人・6人家族の家計はきついです。
手取りに対して、食費・教育費・住まい・車が同時にふくらむからです。
この記事では、
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わが家(6人家族)の実際の支出のイメージ
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総務省「家計調査(令和5年)」の6人以上世帯の平均
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今日からできる見直しポイント
を主婦目線でまとめます。
我が家の前提

家族:中学生1人・小学生3人・夫婦の6人
ペット:フクロモモンガ2匹
住まい:実負担9万円
車:古い外車2台
収入:世帯としては年収1000万円ライン
生活費の内訳:どこにお金が消えてるの?
「年収1000万円なら余裕でしょ?」と思われがちですが、
実際の手取りは約750〜800万円ほど。
ここから住宅費・税金・保険などを引くと、自由に使えるお金は意外と少ないのです。
我が家の月々の支出(ざっくり)
| 項目 | 月額目安 |
|---|---|
| 食費(酒・外食含) | 約15〜20万円 |
| 教育費(習い事・学用品など) | 約5〜7万円 |
| 住居費(賃貸) | 約15万円(※自己負担は9万円) |
| 光熱費・水道 | 約3〜4万円 |
| 通信費(スマホ・Wi-Fi) | 約1.5万円 |
| 雑費・交際費 | 約4万円 |
| 小遣い(夫) | 約5万円〜 |
▶ 月の出費:40〜45万円前後が固定で出ていきます。
そして我が家はボーナスなし。
ちょっとしたトラブルで一気に赤字になることも…。
平均値とわが家の違い
| 項目 | 6人以上世帯の平均(月) | わが家のイメージ(月) |
|---|---|---|
| 消費支出(生活費) | 337,000円くらい | 400,000〜450,000円 |
| 食料 | 110,000〜111,000円 | 200,000円前後 |
| 住居 ※参考 | 12,000〜13,000円台 | 90,000円(家賃補助後) |
| 光熱・水道 | 22,000〜23,000円台 | 20,000円前後 |
| 教育 | 18,000円台 | 70,000円前後 |
| 交通・通信 | 65,000円前後 | 80,000円前後 |
出典:総務省「家計調査 年報 2023(令和5年)」二人以上の世帯・世帯人員別
※金額はブログで使いやすいように千円単位に丸めています。
差が大きいのは 食費・教育費・住まい の3つ。
特に食費は、
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子どもが4人(中学生1・小学生3)
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週末は弁当+部活・習い事
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アイス・お菓子・間食の消費量が多い
…という状況で、平均より倍近く上振れしています。
教育費も、学校+部活+他の習い事×4人分で月7万円前後。
受験対策で塾・・となるとさらに大幅に月の支出は増えます。
一番キツいのは、やっぱり食費!

その中でも、私が一番どうにもならないと感じているのが「食費」です。
グラフにしても一目瞭然!
6人分の食卓。
それだけでも大変なのに、子どもたちはみんな育ち盛り&食べ盛り!
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毎日のごはん
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休みの日の昼食
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部活や習い事の前後の軽食
- おやつ
どんどん増えていく食費に、正直ヒヤヒヤしています。
特に最近は、お米の価格高騰が本当にしんどい!
以前は10kgで6,000円程だったのに、今は倍近い金額。
食費って、“節約しづらいのに確実に上がっていく”という、なかなかの強敵です。
でも、削るに削れない「愛情コスト」だと感じてます。
まずは「家計の状況を把握すること」
節約や見直しよりも先にやるべきなのは、“今いくら使っているか”を知ることです。
ここをあいまいにしたままだと、「なんとなく頑張ってるのにお金が残らない」状態から抜け出せません。わが家がまさにそうでした(汗)。
どうやって把握するか?
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1か月だけでも、全ての支出をざっくりメモ(家計簿アプリ・ノートどちらでもOK)
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固定費(家賃・通信・保険など)と、変動費(食費・日用品・外食など)を分けて記録
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クレジットや電子マネーの明細も含める
数字を出すと、「あれ?思ったより◯◯に使ってるな」と気づきがたくさんあります。
見直す順番も、感覚ではなく数字で決められるようになるので、かなりのムダが減らせます。
続けるコツ
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家計簿アプリ(例:マネーフォワードME)を使う
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週1で5分だけ、全体の残高を確認する
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「使った金額」より「残ってる金額」を見る意識に変える
家計の把握は、お金のダイエットでいう「体重計に乗る」こと。
減らす努力はそのあとでOKです。
今日からできる見直し
固定費を先にさわる
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スマホを見直す(家族で1万円下がれば年間12万円)
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不要なサブスクをやめる(一覧で書き出すと不要なものが見える)
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保険を今の家計に合わせる(生命保険、火災保険、自動車保険、保険にかかる年間支出は意外と多い)
👉 固定費は1回やると毎月効くので、最初にやると気持ちがラク。
食費は「買い物の回数」を決める
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2日に1回は行っていた買い出しを平日1回+週末1回の週2回に
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間食・アイスの上限を決める(なくなったら次の買い出しまでは無し。当たり前ではないことを子供達に伝えたい)
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メインは決めておいて、副菜はその日にあるものでOKにする(品数を意識するのはやめた。あるもので済ます。明日明後日のことも考えて食材を使う)
教育費は“目的”から見直す
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今現状で年間いくらかかっているかを1回書き出す(月額ではなく、年額で出すと重みが増します)
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子ども本人のやる気が低いものは回数を減らす(無理に続けさせない)
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応援したい習い事は残す(本人が前向きに取り組んでいるものにはためらわずに全力で応援!)
車は「年額」で見る
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車検・自動車税・保険・オイル・タイヤ…をぜんぶ足して年額にする
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それを12で割って「実は毎月いくら払ってることになってる?」を出す
家計を圧迫する“イレギュラー出費”たち
固定費のほかに、意外とキツいのがこの「イレギュラー出費」。
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学校の入学準備・教材費
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習い事の年会費・ユニフォーム代
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車の税金・車検
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子どものお小遣いや誕生日・イベントのプレゼント
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長期休暇の実家への帰省・遊び代
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ペット(モモンガ)のごはんや医療費
など…
イレギュラーももちろん、×6人分なので合計すると10万円以上になることも。
こういった特別費には毎月の積立で備えると安心!
まとめ
「1000万円あっても、わが家は足りません。」
だからこそ、数字と向き合うようになりました。
年収だけで「余裕そう」と決めつけられることもありますが、
家族が多いほど、使うお金も・守るべき暮らしも多い。
無理に削るより、
**「どこが重いか」**を知って、
**「優先順位をつけて」**整えていく。
正直、しんどい時も沢山あります。
ピンチな時に限って「ママ〇〇欲しい〜!」「ママ〇〇に行きたい」なんて話が出て来たりして、『無理だー‼︎』って悲しくなったり、イライラしたり。
一生懸命に稼いで来てくれている夫に「お金がない」なんて言って険悪な空気になったり・・しょっちゅうです(笑)
でも、これからもっともっと大変な”かかりどき”の時期に入る。
だからこそ、ちゃんと未来を見据えて、暮らしに「ゆとり」はなくても、
「“気づきと工夫”で未来は少しずつ変えられる」
そんな希望を持ちながら、毎日を過ごしています☘️
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